コツコツノート

コツコツブログをしたためていきます。

「曲を作って」の一言で8分の楽曲が完成——AI音楽が変えるのは「作る人」ではなく「作るという行為」そのものだ

1日700万曲が生成されるSunoは評価額54億ドル。JASRACが初の著作権ガイドラインを発表し、WMGと和解・提携が成立した。AI音楽は「お遊び」から「インフラ」へ移行しつつある。そして「音楽×画像×コード」が同時に生まれる時代は、思ったより近い。


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永住権の手数料が1万円から20万円に——「まだ安すぎる」は本当か、主要国と比較して検証する

2026年5月29日に成立した改正入管法で、永住許可の申請手数料が現行の1万円から20万円へと20倍に引き上げられることが決まった。「安くない?」「もっと取るべき」という声は、国際比較で見ると一定の根拠がある。一方で批判側の論拠も整理する。

 

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川口市に入管職員が常駐——「退去手続きを簡易にする施策」なのか「共生を諦めた証拠」なのか

 

2026年7月1日、川口市に全国初の「外国人対応相談窓口」が開設された。入管職員1人が市役所に常駐するこの窓口の本当の目的は何か。「退去者が増えて川口が安全になる」は現実的か。「共生は無理」という問いに、制度論で正直に答える。


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「不法移民100万人を合法化」したスペインは犯罪大国になるのか——データで見る移民政策と治安の本当の関係

予想の2倍となる100万人超の申請数に世界が注目したスペインの大規模合法化。「犯罪大国になるのでは」という懸念は正当か。EU全体の逆を行く「逆張り移民政策」の論拠と、リスクをデータで検証する。


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「日本は危険」と言われてタイ・韓国に行ったら命を落とした——習近平の観光外交が招いた大誤算

 

2026年1月の訪日中国人は前年比61%減。日本の代わりに向かったタイでは死者が出て拉致が多発し、韓国では「中国人お断り」カフェが登場した。日本は? 2025年の訪日外国人が過去最多4270万人に達し、中国人が消えた観光地は「平穏を取り戻した」と歓迎されていた。誤算の全貌とデータで読む今後の展望。


何が起きたのか:掲示板とX投稿が捉えた現実

ハムスター速報(2026年6月27日)が紹介したプレジデントオンラインの記事が、日本語圏のSNSで大きな反響を呼んだ。

X(旧Twitter)上では複数の投稿が注目された。「世界が中国から孤立していく」「中国は凄い世界の人気者って本気で勘違いしているからなぁ。その気になって他国で現地民を見下して横柄な態度でも取ったんだろうね」という冷静な分析から、「言葉が通じないからって警察が見逃してくれるの、世界で日本だけだろ」「犯罪の是非はさておき、やっぱ中国人相手にはこれくらいの勢いでいかないとダメなんだな」という鋭い指摘まで、さまざまな声が並んだ。

プレジデントオンラインが報じた記事の内容を整理する。2026年5月、タイのパタヤで39歳の中国人男性観光客がナイトクラブ内で集団暴行を受け死亡した。VIPテーブルを巡るトラブルがきっかけとされ、加害者たちは逃走した。こうした事件が続くなか、バンコクを訪れた25歳の中国人男性は「ここにいる間は、中国語を話す人とはあまり会話を交わさないようにしている」とAFPの取材に答えた。ミャンマー国境付近の詐欺センターへの拉致を恐れ、同じ中国人の見知らぬ相手との接触すら避けているという。

韓国では昨年4月、「声が大きすぎる」と因縁をつけた30代の男が中国語を話す女性を尾行・暴行した。5日後には今度はソウル麻浦区のレストラン前で待ち伏せして焼酎瓶で頭を殴りつけた——ただし被害者は台湾人カップルだった。中国語を話していたため誤解された。この男には懲役10ヶ月の実刑判決が下り、裁判所は「長年にわたる敵意から中国国籍者を標的にした憎悪犯罪」と認定した。ソウルのあるカフェは「中国人客お断り」を公然と掲げている。


発端:習近平の「日本は危険」という一手

この騒動の出発点は2025年11月の高市早苗首相の台湾有事をめぐる国会答弁だ。中国政府は激しく反発し、2025年11月16日に文化・観光部が「日本旅行の自粛」を呼びかけた。「中国人が次々と被害を受けている」「政治家の挑発的発言が日中交流の雰囲気を著しく悪化させた」という理由を添えて。

中国国営メディアは「日本行き航空券のキャンセルが54万件を超えた」と報じ、中国の航空大手3社は日本行き航空券の手数料なしでのキャンセル・変更に応じると発表した。中国国際航空は一部の日本便を2026年3月にかけて大幅に減便。結果として2026年1月の訪日中国人数は前年同月比61%減という急落を記録した。

代替渡航先として向かったのが韓国・タイ・シンガポールだった。そしてそこで何が待っていたかは、冒頭に述べた通りだ。


日本ではどうなったのか:データの逆説

中国人観光客が減った日本で何が起きたか。掲示板の「日本が温いってことだね」「これからも日本を避け続けておくれ」という声が事実に近い結果になっていた。

2025年の訪日外国人数は過去最多の4270万人を記録した。前年の3690万人を大幅に上回り、NRIのエコノミストが「中国客が減れば最大90億ドルの損失」と試算していた見通しは覆された。中国客の減少分を、欧米・東南アジア・オーストラリアからの訪日客が補い、全体では過去最高を更新したのだ。

中国人観光客が消えた京都・奈良・富士山周辺の観光地では「以前より落ち着いた」という声が出た。混雑緩和・ゴミ問題の改善・撮影マナーをめぐるトラブルの減少などが体感として報告されている。

ただし数字の裏側にある変化も見逃せない。消費の構造が変化しており、観光庁の統計では2025年の旅行消費の内訳で「買い物代」の比率が前年より低下している。中国人観光客の1人あたり消費額は人民元換算で2019年を大きく下回っており、「人数は来ていたが、単価は落ちていた」という実態がある。来た人数が多いことと、消費が拡大していることは同義ではない。


今後の中国人旅行はどうなるか——3段階で予測する

今後の見通しを短期・中期・長期に分けて整理する。

短期(2026年内):回復は限定的、個人旅行者主体に

2026年1月の61%減という数字は底に近い可能性があるが、急回復も見込みにくい。航空便の供給が戻るまでには時間がかかり、中国国内での「日本は危険」という政府・メディアによる刷り込みも簡単には消えない。

ただし、政府の方針に縛られない個人旅行者は動いている。春節に個人で富士山麓を訪れた在日中国人の体験を伝える声もある。「体験の価値」を重視するリピーター層——日本のアニメ・伝統文化・食を愛する層——は政府の渡航自粛要請に左右されにくい。団体ツアーは引き続き減少し、個人旅行者が主体になる移行が加速する。

中期(2027〜2028年):関係改善次第で急回復のシナリオ、ただし「爆買い」は戻らない

過去の事例を参照すると、2012年の尖閣問題時は中国からの旅行者数が約25%減少し、影響は1年ほど続いた後に回復した。今回は複数の要因(台湾問題・渡航自粛・航空便減便)が重なっており影響は長引く見通しだが、日中関係の改善が進めば数字上の回復は早い可能性がある。

しかし「爆買い」という形での消費爆発は戻らないと見るのが現実的だ。中国経済の減速・人民元の対円での弱さ・中間層の消費意欲低下という3つの抑制要因が重なっており、三菱UFJリサーチ&コンサルティングも「対人民元での円高が訪日中国人数や消費額を下押しする可能性がある」と指摘している。

長期(2029年〜):旅行先の「多様化」と「分散」が定着する

今回最も注目すべき変化は、中国人旅行者自身の意識が変わりつつある点だ。「日本が使えなくなった時に行ったタイで命を落とす危険があった」という体験談は、旅行先を政府の方針に全面依存することへの疑問として中国のSNSでも共有されている。

小紅書(RED)などのSNSでは「日本に行きたいが政府の目が怖い」「個人旅行なら問題ないはずだ」という議論が続いており、情報収集の手段を持つ若い世代ほど政府の方針と個人の選択が分岐していく。

長期的には「政府の方針に従う団体旅行」と「個人の判断で動くFIT(個人旅行者)」の二極化が進む可能性が高い。日本へのインバウンドの文脈でいえば、「量より質」への転換が中国市場においても否応なく進むという意味で、これは日本の観光業にとって必ずしもマイナスの変化ではない。

時期 予測シナリオ 主なポイント
2026年内(短期) 訪日は低水準継続。個人旅行者主体に 団体ツアー減・リピーター層は動く
2027〜28年(中期) 関係改善で数字回復も爆買いは戻らない 円高・消費意欲低下・中国経済減速
2029年〜(長期) 団体とFITの二極化・政府と個人の分岐 SNS世代は政府方針に左右されにくい

独自の視点:「日本が温い」は本当に問題か

掲示板の「日本が温いってことだね」という声が示す通り、日本では中国人観光客が受ける対応は他国より丁寧だったという評価が(批判的な文脈で)出ている。

これは実際のデータでも確認できる。三菱UFJリサーチの報告書は「タイの犯罪数や殺人率に関する指標はタイが中国よりも悪い水準となっている。客観的事実に裏打ちされた悪いイメージ」と指摘し、中国人がタイから日本へ旅行先をシフトしてきた背景に「タイの治安への懸念」があると分析している。つまり「安全だから日本に来ていた」というのは事実に基づく評価だ。

中国政府が「日本は危険」と言った結果、実際に危険なタイと韓国に旅行者が流れた——この皮肉は、中国政府の観光外交という手段の信憑性を中国人自身が疑い始めるきっかけになりうる。

「日本は安全で観光しやすい」というブランドは、今回の騒動で補強された面がある。外交的な摩擦があっても、個人として「行きたい」と思わせる国であり続けることが、長期的なインバウンドの底力になる——これが今回の騒動が示した逆説的な教訓だ。


引用・参考資料

 

 

「自分が盗まれたら大挙して動く警察」——埼玉県警への不信と、川口市が抱える制度の構造的欠陥

外国人被害は届出すら受理しない一方、オービス窃盗には深夜にパトカーが走り回る。この非対称への怒りと、川口市における医療費未収・出産費用問題・仮放免制度の実態を、事実とデータで整理する。「送還すべきか」という問いには、賛否両論ではなく制度論で答える。


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「夏休みの自由研究かよ」——Fラン卒論炎上が問う、大学の質と補助金1億円の行方

「阪神ファンの特徴ー熱狂ー」というFラン大学の卒論発表が、X(旧Twitter)を通じてネット掲示板で炎上した。サンプル数なし・調査方法なし・考察はほぼ主観。一方、東京女子大学コミュニケーション専攻の卒論一覧には「女子大生にみるアイドルファン心理」「令和におけるオタクの一般化」が並ぶ。「これは学力低下なのか、大学の多様化なのか」という問いを、構造的に整理する。


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